2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越え、私たち一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワークは、舞台芸術業界の新しい時代の幕開けとして今年の年次シンポジウムを開催します。
 第一部は「持続可能な創作環境の確立」をテーマに、インボイス制度、フリーランス新法、物流の2024年問題、障害者差別解消法など、新しい法的枠組みが進む中、創作現場に求められる対応を考えます。ハラスメントへの対策は舞台芸術界でも喫緊の課題と捉え、どのようなアップデートを行なっていくか、創造性にどのような影響を及ぼすか、産業特性を踏まえながら創作現場を健全に継続していく方策を探ります。
 第二部では、「業界横断の共通基盤構築」をテーマに、現在ネットワークで取り組んでいるプロジェクトを事例にこれからの展望を考えます。インバウンド、海外公演、チケッティング、保険制度など、業界全体で取り組むべき共通基盤の改革は多岐にわたります。そのために、先進国でも圧倒的に少ない政府の文化予算と産業支援はどうあるべきか。業界強靱化の先に見据える、幸せ(ウェルビーイング)の在り方とは。産業としての連携と強化が今後の舞台芸術にどのような可能性をもたらすかを議論します。
 ポストコロナの時代に適応し、2024年以降の政策変更なども見据えながら、私たちは業界の適応力と創造力を高め、未来を思い描きたいと思います。新しい挑戦にご興味のある皆様のご参加をお待ちしております。

 2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越え、私たち一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワークは、舞台芸術業界の新しい時代の幕開けとして今年の年次シンポジウムを開催します。
 
 第一部は「持続可能な創作環境の確立」をテーマに、インボイス制度、フリーランス新法、物流の2024年問題、障害者差別解消法など、新しい法的枠組みが進む中、創作現場に求められる対応を考えます。ハラスメントへの対策は舞台芸術界でも喫緊の課題と捉え、どのようなアップデートを行なっていくか、創造性にどのような影響を及ぼすか、産業特性を踏まえながら創作現場を健全に継続していく方策を探ります。
 
 第二部では、「業界横断の共通基盤構築」をテーマに、現在ネットワークで取り組んでいるプロジェクトを事例にこれからの展望を考えます。インバウンド、海外公演、チケッティング、保険制度など、業界全体で取り組むべき共通基盤の改革は多岐にわたります。そのために、先進国でも圧倒的に少ない政府の文化予算と産業支援はどうあるべきか。業界強靱化の先に見据える、幸せ(ウェルビーイング)の在り方とは。産業としての連携と強化が今後の舞台芸術にどのような可能性をもたらすかを議論します。
 
 ポストコロナの時代に適応し、2024年以降の政策変更なども見据えながら、私たちは業界の適応力と創造力を高め、未来を思い描きたいと思います。新しい挑戦にご興味のある皆様のご参加をお待ちしております。

【開催概要】

  • 日時:2023年12月4日(月)
         第1部 15:00~16:30 第2部 17:20~18:50
  • 会場:紀伊國屋ホール ホワイエ ※現地観覧はございません
  • 参加費:無料
  • 開催方法:オンライン配信(事前申込制)
  • 助成:文化庁文化芸術振興費補助金 ( 統括団体による文化芸術需要回復・ 地域活性化事業 ( アートキャラバン 2))
       独立行政法人日本芸術文化振興会
  • 主催:一般社団法人 緊急事態舞台芸術ネットワーク

【開催概要】

日時

2023年12月4日(月) 第1部 15:00~16:30 第2部 17:20~18:50

会場

紀伊國屋ホール ホワイエ ※現地観覧はございません

参加費

無料

開催方法

オンライン配信(事前申込制)

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・ 地域活性化事業 (アートキャラバン 2))
独立行政法人日本芸術文化振興会

主催

一般社団法人 緊急事態舞台芸術ネットワーク(「日本の演劇」未来プロジェクト2023)

本シンポジウムでは、コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ「UDトーク」を活用し、リアルタイム字幕を提供します。画面に字幕を表示するほか、ご自身のスマホまたはタブレットでご覧いただくことも可能になる予定です。字幕は「音声認識」で行い、誤認識箇所スタッフの手で編集をして表示します。詳しくは視聴ページでご確認ください。

【プログラム】

第1部:持続可能な創作環境を構築せよ 〜「働き方改革関連法」を見据えて〜 」

    • 日 時:2023年12月4日(月) 15:00〜16:30
      登壇者:※五十音順
    •     伊藤達哉  -ゴーチ・ブラザーズ-    
    •     岡部真史 -劇団四季-
    •     坂本もも -ロロ・範宙遊泳-
    •     田中希世子 -パルコ-
    •     堀内真人 -KAAT神奈川芸術劇場-

 

第2部:業界を横断する共通基盤の構築は、舞台芸術産業の強靭化を叶えるか?

    • 日 時:2023年12月4日(月) 17:20〜18:50
      登壇者:※五十音順
          上羅尚治 -ネルケプランニング-
    •     篠田麻鼓 -ホリプロ-
    •     福井健策 -骨董通り法律事務所-   
    •     前野隆司 -慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科-
    •     松田和彦 -東宝-

【登壇者ご紹介】※五十音順
第1部:持続可能な創作環境を構築せよ 〜「働き方改革関連法」を見据えて〜

伊藤達哉(いとう たつや)
有限会社ゴーチ・ブラザーズ 代表取締役。早稲田大学在学中に阿佐ヶ谷スパイダースの制作代表として活動を開始。2004年に劇団制作部を法人化、有限会社ゴーチ・ブラザーズを設立し代表を務める。一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会理事、NPO法人ON-PAM理事、桜美林大学非常勤講師。
 
岡部真史(おかべ まさし)
劇団四季(四季株式会社)総務部長兼人事部長。1998年入社。札幌、仙台、大阪、福岡など各地営業部での活動および全国公演に従事。2011年には東日本大震災後に企画された『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演を担当した。2015年より全国新都市営業部長、その後、東京営業部長、経営企画部長を経て、2023年より現職。
 
坂本もも(さかもと もも)
1988年生まれ。プロデューサー。合同会社範宙遊泳代表。ロロ制作。学生劇団から商業演劇まで幅広く制作関連の仕事を経験。2009年ロロ、2011年範宙遊泳に加入し、制作を務める。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)、一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク(JPASN)理事。多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科非常勤講師。2017年に出産し育児と演劇の両立を模索中。
 
田中希世子(たなか きよこ)
株式会社パルコ エンタテインメント事業部 演劇事業担当 業務部長。主なプロデュース作品に「チョコレートドーナツ」(23・20)、「ラビット・ホール(23)、「2020」(22)、「裏切りの街」(22・10)、「海王星」(21)、「大パルコ人」シリーズ(21・16・13・09)、「怪人と探偵」(19)ほか。
 
堀内真人(ほりうち まひと) 
KAAT神奈川芸術劇場 副館長/事業部長。プロダクションマネージャー、技術監督としての活動ののち、KAATで開館より技術監督を務め、2019年より現職。同劇場の作品制作・劇場運営を統括し、他劇場との共同制作・人材交流にも積極的に取り組む。公共劇場舞台技術者連絡会会長、劇場等演出空間運用基準協議会会長。

 

第2部:業界を横断する共通基盤の構築は、舞台芸術産業の強靭化を叶えるか?

上羅尚治(うえら たかはる)
株式会社ネルケプランニング取締役副社長。1989年立教大学卒業後、株式会社読売広告社を経て1999年よりネルケプランニング入社。2.5次元作品の舞台化に数多く関わり、その中で海外公演も経験する。緊急事態舞台芸術ネットワークではイン・アウトバウンドプロジェクトで活動中。
 
篠田麻鼓(しのだ あさこ)
株式会社ホリプロ 公演事業本部長、執行役員。演劇プロデューサーとして多種多様な舞台作品の企画制作に携わる。海外との共同制作をはじめ、オリジナルコンテンツの育成に力を入れている。緊急事態舞台芸術ネットワークにおいてチケッティングプロジェクトのまとめ役を務める。
 
福井健策(ふくい けんさく)
弁護士・ニューヨーク州弁護士。一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事および、政策部会長。骨董通り法律事務所 for the Arts 代表。日大芸術学部・神戸大学大学院・iUほかで客員教授。文化庁・内閣府知財本部ほかにて著作権やコンテンツ振興に関する委員を歴任し、EPAD代表理事、デジタルアーカイブ学会理事を務める。
 
前野隆司(まえの たかし)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。博士(工学)。専門は幸福学、幸福経営学、イノベーション教育など。著書に、『ディストピア禍の新・幸福論』(2022年)、『ウェルビーイング』(2022年)、『幸せな職場の経営学』(2019年)、『幸せのメカニズム』(2013年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(2004年)など多数。
 
松田和彦(まつだ かずひこ)
東宝株式会社入社後、演劇部に配属、制作・舞台スタッフ、帝国劇場営業、国際室勤務などを務める。海外作品権利獲得交渉、スタッフ招聘、オリジナル作品の海外ライセンス、円盤製作、配信、新規事業開発など、海外、諸事業関係業務を長く担当している。日本演劇興行協会、国際演劇協会、緊急事態舞台芸術ネットワークなど、業界団体諸活動にも携わっている。