緊急事態舞台芸術ネットワーク「年次シンポジウム2024」
2024/12/9 オンラインライブ配信

 2020年の発足以来、私たち一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク(JPASN)は、舞台芸術業界の豊かな多様性と持続的発展を目指し、国際展開と業界基盤の強化に取り組んでまいりました。2024年の年次シンポジウムでは、今後の業界発展をリードする視点から、多様性、国際展開、プロデューサーの思い、さらには働き方や人権対応に焦点をあて、全3部構成で議論を深めます。 
 第1部「日本舞台芸術の多様性は世界に届くか?」では、政策部会の活動を踏まえ、アジアの文化的ハブとして日本舞台芸術の国際展開の可能性に迫ります。アジアのハブとなるような舞台芸術フェスの構想や文化庁支援を受けて発進したSOILプロジェクト、インバウンド観光の取り組みがどのように海外展開をブーストし、世界に向けて日本の文化を発信できるか。その展望を多角的に議論し、グローバル化が進む舞台芸術産業の未来を見据えます。
 第2部は、業界の礎を築いてきた伝説のプロデューサーたちが登壇し「お芝居の噺でもしましょうか」と題した鼎談をお送りします。長年にわたり日本の演劇シーンを支え続けてきた彼らが、時代ごとの演劇の進化や、次世代に伝えたい想いについて語り合います。演劇の舞台裏にある哲学と情熱、そして時代を超えて受け継がれてきた演劇文化の精神に触れる機会となります。
 第3部「舞台芸術業界が抱える諸課題に我々はどう立ち向かうのか?」では、開催部会の議論を基に、業界全体で向き合うべき働き方改革、ハラスメント対策、合理的配慮の提供など、現在の舞台芸術が直面する諸課題について取り上げます。人材の多様化が進む中、健全な職場環境の整備や、国際的に注目されるインクルーシブな対応の強化に向け、参加者同士で解決策を探りながら、令和の時代にふさわしい団体の成長戦略を考えていきます。
 このシンポジウムが、今後の業界発展を支える知見とネットワークを広げ、舞台芸術が豊かな多様性を守りながら次なる時代に進化するための一助となることを期待しています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 
 

 2020年の発足以来、私たち一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク(JPASN)は、舞台芸術業界の豊かな多様性と持続的発展を目指し、国際展開と業界基盤の強化に取り組んでまいりました。2024年の年次シンポジウムでは、今後の業界発展をリードする視点から、多様性、国際展開、プロデューサーの思い、さらには働き方や人権対応に焦点をあて、全3部構成で議論を深めます。 
 
 第1部「日本舞台芸術の多様性は世界に届くか?」では、政策部会の活動を踏まえ、アジアの文化的ハブとして日本舞台芸術の国際展開の可能性に迫ります。アジアのハブとなるような舞台芸術フェスの構想や文化庁支援を受けて発進したSOILプロジェクト、インバウンド観光の取り組みがどのように海外展開をブーストし、世界に向けて日本の文化を発信できるか。その展望を多角的に議論し、グローバル化が進む舞台芸術産業の未来を見据えます。
 
 第2部は、業界の礎を築いてきた伝説のプロデューサーたちが登壇し「お芝居の噺でもしましょうか」と題した鼎談をお送りします。長年にわたり日本の演劇シーンを支え続けてきた彼らが、時代ごとの演劇の進化や、次世代に伝えたい想いについて語り合います。演劇の舞台裏にある哲学と情熱、そして時代を超えて受け継がれてきた演劇文化の精神に触れる機会となります。
 
 第3部「舞台芸術業界が抱える諸課題に我々はどう立ち向かうのか?」では、開催部会の議論を基に、業界全体で向き合うべき働き方改革、ハラスメント対策、合理的配慮の提供など、現在の舞台芸術が直面する諸課題について取り上げます。人材の多様化が進む中、健全な職場環境の整備や、国際的に注目されるインクルーシブな対応の強化に向け、参加者同士で解決策を探りながら、令和の時代にふさわしい団体の成長戦略を考えていきます。
 
 このシンポジウムが、今後の業界発展を支える知見とネットワークを広げ、舞台芸術が豊かな多様性を守りながら次なる時代に進化するための一助となることを期待しています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。



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開催概要


 
事業名

緊急事態舞台芸術ネットワーク年次シンポジウム2024

日時

2024年12月9日(月)13:00〜21:00

会場

世田谷パブリックシアター 稽古場(現地観覧はございません)

開催方法

オンラインライブ配信

参加

事前申込制

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(全国キャラバン))
独立行政法人日本芸術文化振興会

共催

公益財団法人せたがや文化財団

主催

一般社団法人 緊急事態舞台芸術ネットワーク(「日本の演劇」未来プロジェクト2024)

※本シンポジウムでは、「UDトーク」によるリアルタイム字幕表示を行います。

プログラム

PROGRAM

第1部:日本舞台芸術の多様性は世界に届くか?

第1部

日本舞台芸術の多様性は世界に届くか?
〜アジアのハブとなるフェスティバルで海外展開・インバウンドをブーストする〜
13:00〜14:30

登壇者 ※五十音順
伊藤達哉(ゴーチ・ブラザーズ)
尾木晴佳(東宝)
野田秀樹(NODA・MAP)
野村善文(PortPort)
福井健策(骨董通り法律事務所)

第2部:プロデューサー列伝「お芝居の噺でもしましょうか」

第2部

プロデューサー列伝「お芝居の噺でもしましょうか」
16:30〜17:30

登壇者 ※五十音順
北村明子(シス・カンパニー)
長坂まき子(大人計画)
細川展裕(劇団☆新感線)

第3部:舞台芸術業界が抱える諸課題に我々はどう立ち向かうのか?

第3部

舞台芸術業界が抱える諸課題に我々はどう立ち向かうのか?
〜働き方改革・ハラスメント・合理的配慮に対応する令和の団体成長術を考える〜
19:30〜21:00

登壇者 ※五十音順
伊藤達哉(ゴーチ・ブラザーズ)
小野里大輔(松竹)
坂本もも(範宙遊泳/ロロ)
仲村和生(ナッポス・ユナイテッド)
山浦依里子(アミューズ)

登壇者紹介
※五十音順

SPEAKER

 

伊藤達哉(いとう たつや)

有限会社ゴーチ・ブラザーズ 代表取締役。早稲田大学在学中に阿佐ヶ谷スパイダースの制作代表として活動を開始。2004年に劇団制作部を法人化、有限会社ゴーチ・ブラザーズを設立し代表を務める。一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会理事、NPO法人ON-PAM理事、桜美林大学非常勤講師。

 

尾木晴佳(おぎ はるか)

東宝株式会社演劇部プロデューサー。2011年東京大学文学部卒業後、(株)テレビ朝日入社。編成部ドラマ・映画担当として「相棒」「DOCTOR X」「TRICK」等に携わる。2015年に同社を退社し、東宝(株)に入社。主なプロデュース作品は舞台「千と千尋の神隠し」「キングダム」、ミュージカル「のだめカンタービレ」「ヘアスプレー」「GREASE」、TOHO MUSICAL LAB.シリーズ、朗読劇「恋を読む」シリーズ等。

 

小野里大輔(おのざと だいすけ)

松竹(株)演劇統括部演劇戦略室副室長 兼 歌舞伎製作部芸文室副室長 兼 歌舞伎製作室チーフプロデューサー。古典歌舞伎だけでなく、「超歌舞伎」シリーズ、『NARUTO-ナルト-』、『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』などの新作歌舞伎の製作を手掛ける。現在は歌舞伎のプロデューサー業務を手掛けながら、演劇の多面的な展開を図る戦略室業務も兼務。

 

北村明子(きたむら あきこ)

シス・カンパニー代表取締役、演劇プロデューサー。1989年、『劇団夢の遊眠社』マネージメント部門をシス・カンパニーとして法人独立化。以降、俳優マネージメントと並行して、98年よりシス・カンパニー独自の舞台制作を開始。2008年までプロデューサーとしてNODA・MAP制作も担う。現在、年間平均4~5本のSISプロデュース作品を展開中。

 

坂本もも(さかもと もも)

合同会社範宙遊泳代表・プロデューサー/ロロ制作。学生劇団から商業演劇まで幅広く制作関連の仕事を経験し、2009年ロロ、2011年範宙遊泳に加入。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)、一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク(JPASN)理事。多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科非常勤講師。2017年に出産し育児と演劇の両立を模索中。

 

長坂まき子(ながさか まきこ)

有限会社大人計画 代表取締役社長。フリーの制作を経て、1991年上演「サエキナイト」より大人計画に参加。以降、大人計画の全公演の制作・プロデュースを手掛ける。演劇公演以外にも、映画、テレビドラマ、バラエティー番組などの企画・プロデュースに携わるほか、作家・俳優のマネージメントも手掛ける。

 

仲村和生(なかむら かずお)

ナッポス・ユナイテッド代表取締役。一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局、開催部会所属。演劇プロデューサーとして、キャラメルボックス、悪い芝居、ロ字ックなどの劇団をはじめ、辻村深月シアターや羽田劇場、中野演劇祭など、さまざまな企画や作品のプロデュースを手がける。

 

野田秀樹(のだ ひでき)

劇作家・演出家・役者。76年東京大学在学中に「劇団 夢の遊眠社」を結成。92年解散。ロンドン留学を経て93年に「NODA・MAP」を設立。『パンドラの鐘』『THE BEE』『Q』『フェイクスピア』『兎、波を走る』『正三角関係』など、数々の話題作を発表。演劇界の旗手として国内外問わず、精力的な活動を展開。09年10月、名誉大英勲章OBE受勲。09年度朝日賞受賞。11年6月、紫綬褒章受章。

 

野村善文(のむら よしふみ)

株式会社PortPort 代表取締役。一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク主催SOIL事業において事務局長として、日本の舞台芸術の国際展開を推進。国内外の文化交流を通じ、価値と可能性を広げることを目指している。米国Haverford大学卒業。

 

細川展裕(ほそかわ のぶひろ)

株式会社スマートリバー社長。1985年幼馴染みの鴻上尚史に誘われて第三舞台に参加。1999年からは劇団☆新感線のプロデューサーに。以来2024年までの全ての公演の企画・制作に関わる。劇団の枠組みを越えてのプロデュース公演も多数手がける。そんな66歳バツ無し独身の前期高齢者!

 

福井健策(ふくい けんさく)

弁護士・ニューヨーク州弁護士。一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事および、政策部会長。骨董通り法律事務所 for the Arts 代表。日大芸術学部・神戸大学大学院・CATほかで客員教授。文化庁・内閣府知財本部ほかにて著作権やコンテンツ振興に関する委員を歴任し、EPAD代表理事、デジタルアーカイブ学会理事を務める。

 

山浦依里子(やまうら えりこ)

アミューズクリエイティブスタジオ所属。キャラメルボックス製作部を経て、2017年アミューズ入社。以降、制作統括やプロデュースを担当。近年の主な担当作品は「もはやしずか」(22)、「MEAN GIRLS」(23)、「無伴奏ソナタ -The Musical- 」(23)、「Kinky Boots」(25)ほか。

これまでのシンポジウム

ARCHIVE

年次シンポジウム2022

日程:2022年7月25日(月)・8月1日(月)
「年次シンポジウム2022」特設ページ
 

年次シンポジウム2023

日程:2023年12月4日(月)
「年次シンポジウム2023」特設ページ